これまで「大人向け」「子ども向け」と対象を分けて講習会を実施してきましたが、「おうちのことは家族みんなでやってみよう!」をテーマに、新たに「かぞくみんなの生活Labo」が始まりました。お父さんもお母さんも子どもたちも一緒に「おうちはラボ(研究室)」と考えていろいろなことにチャレンジしていきましょう!
参加者:10家族(子ども15名(小学生7名 幼稚園生8名)お父さん2名 お母さん10名 乳幼児4名)スタッフ:13名
読書:労するものにむくいあり(『子供読本』より)
梅雨が明け、朝から暑い中、10家族の親子30人余りが藤沢友の家に集まりました。
最初に食べもののはたらきや調理実習の注意点の話があり、まずおみそ汁づくりです。 1グループ6~7人2~3家族がそれぞれ1鍋ずつ協力しながらおみそ汁作りをします。
中央のテーブルには、ミニトマト、ナス、カボチャ、ニンジン、シメジ、玉ネギ、長ネギ、キャベツ、ジャガイモ、ワカメ、油揚げ。その中から1人100gの野菜をグループで相談しながら選び、食べやすい大きさに切ります。ほとんどの幼稚園生は初めて包丁を使って、真剣にそして慎重に野菜を切ります。また、手を使って、シメジは小房に、ミニトマトのへた取り、キャベツをちぎる子もいます。切った野菜を並べ皆で見合ったあと、鍋に1人分1カップの水を人数分と切った野菜を入れ煮ます。野菜が柔らかくなったら、みそを入れて出来上がりです。
次にごはんがどのくらいの量かはかりで量ってみました。
それから家族ごとにテーブルに分かれて、ごはんとおみそ汁でお昼ごはん。おみそ汁や野菜が好きでないと言っていた子どもたちも、「おいしい!おいしい!」と言って、お代わりする子どもも続出し、とうとうおみそ汁の鍋もごはんのボウルも空っぽです。
みんな、おなかいっぱいで笑顔もいっぱいです。最後に片付けをして解散しました。
感想から
*ジャガイモを切るのがむずかしかったけど、おいしくできて嬉しかったです。
*楽しかった!作るのが楽しかった。おいしかった。
*おいしくて、みんなでつくるのが楽しかった。やさいを切るのがむずかしかったけど、上手にできてよかった。
*出汁をとらなくても十分においしいおみそ汁ができたこと、ごはんの量がとても驚き勉強になりました。(普段食べているのは今日はかったより)うんと少ないごはんの量でした。もう少し子どものごはんの量を増やそうと思いました。
*普段なかなか子どもに包丁を握らせてあげる機会がなかったので、子どもメインで切らせたり、食材を選んだりとても楽しかったです。お出汁を入れなくてもおいしかったです!
欠席者もなく全員が集まることができ、また、けがをすることもなく、無事一日を過ごすことができました。メインのおみそ汁づくりは、野菜を選んだり、計量カップやはかりを使って、実験のようです。出汁を取らなくてもたくさんの野菜から出るうまみで十分おいしいおみそ汁ができることも体験してもらうことができました。親も子もはかることでわかる多くの発見がありました。
若い家族、大勢の子ども達がたくさん参加があり、にぎやかで活気のある友の家に戻りつつあることは何よりうれしいことでした。
次回は来年3月に実施の予定です。興味のある方はぜひご参加ください!詳細が決まりましたらご連絡差し上げますのでホームページのお問い合わせからご連絡ください。(MS記)
参加者:子ども13人 おとな9人 (乳児2人) スタッフ:12人
読書:まかない種子がいつ生える(『子供読本』より)
7月10日(土)に初めての「かぞくみんなの生活Labo」を行いました。
プログラムは2つ。「お洗濯ってたのしいね」と、「ちくちく手を動かして縫ってみよう」です。
「お洗濯ってたのしいね」では、前日に履いていた靴下を持ってきて、実際に洗ってみました。まず、靴下を裏返して、中の砂などを出してみます。「わ~砂だ~」洗面器が真っ黒になって驚く子どもたち。お洗濯をしたものを持ってきてしまって洗ったのに「まだこんなに汚れてた・・・」とびっくりする子どもやお母さん。慣れない手つきで靴下洗いをして汚れた水に驚くお父さんの姿。おとなも子どもも洗濯機に入れる前に靴下は洗おう・・・と感じてくれた様子にスタッフも笑みがこぼれます。やってみて、感じてみる事がいかに大切かをあらためて感じます。
また、ちくちく縫いをする子どもたちの集中するまなざしや、こんなにできるんだ・・・という驚きも共に感じました。中学生以来久しぶりの運針をがんばるお父さんの姿も新鮮で、家族みんなが生活をより良いものにするための時間をともに共有できたことに感謝したいと思います。(A記)