家計とくらしの勉強会 2023

2023年の「家計とくらしの勉強会」が藤沢市、茅ヶ崎市の会場で開催されました。

こちらに、すべての会場・日程での様子を掲載しております。

ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。

 


ほんまち・藤が岡最寄合同

10月31日(火) 10:00~11:30 藤沢市役所市民会議室

12月12日(火) 10:00~11:30 藤沢友の家

 

『シニア世代 いっしょに考えようお金のこと 生活のこと』

【プログラム】

・シニアの家計             

・健康に過ごすための食事      

・母の老いに寄り添って ー8年間の収支記録よりー 

・フリートーク

 

藤が岡最寄は高齢者最寄ですし、ほんまち最寄も高齢者が多い事から、自分たちの今と家計簿をつけ続けてきた事から分かる事をお話する事にしました。

 

[1]5人の過去10年間の純生活費をグラフにして、比較してみました。

年金生活となっても、大きな出費がそれぞれある事がわかりましたし、各家庭の特徴が見えました。きちんとした数字が示せた事でしっかりした内容になりました。

 

[2]5日間の食事調べを中心にした具体的な食のお話をしました。

バランスの取れた毎日の食事の大切さをお伝えしました。食品群チェック表をお配りしました。

 

[3]会員が8年間のお母様との生活の収支記録を詳細につけていたと伺い、ぜひその話をしてほしいと願って、経済だけでなく、お母様に寄り添って過ごした毎日のこと、大きく決断した事などを聞きました。

 

《当日の様子》

■10月31日

・お客様もシニアの方ばかりでした〈11名〉ので、ゆっくりした雰囲気でした。介護をされている方もありご自分の事を話してくださいました。

・URの賃貸を選んだ会員がその決断に至った経緯や、今の状況を話しましたら、お客様の反応が大きく高齢者にとって、終の住処をどう選ぶかが大きな課題だと改めて思いました。

・家計簿をずっとつけている方もありましたが、ほとんどの方は家計簿はつけていないと言われ、今回のようにきちんとした数字があることで、自分のこれからを考えるきっかけになったと言われました。

・初めて会場として使った市役所の市民会議室が、駅に近く、分かりやすい、きれいでとても良かったです。

・シニアになっても家計簿をつけて我が家の経済を把握することの大切さを伝え、ご一緒に家計簿をつけて頂くまではたらきかけられるか?続けていく事のむつかしさを感じました。

 

 

■12月12日

10月31日に行った一回目に定員オーバーで参加できなかった方が多く、急遽2回目を同じ内容で行いました。

20名の参加でした。

2回目でプログラムに入っていた原稿もレベルアップしており、会員外の方がいないことが残念でした。

フリートークは3グループに分かれて行いましたが、どのグループも大変深い話し合いが出来ました。

終の棲家の話、これからの生き方の選択そして決断と覚悟。みんな漠然とは考えていらっしゃったようですが自分自身で将来を見通したいと話しあいました。

高年に特化しての内容作り。焦点を絞って準備を重ねたことでみんなが聞きたいという内容になってお客様が大勢参加してくださったのだと思います。

 《感想より》

☆後期高齢者となり、改めて自分自身こととを考えるいい機会となりました。

☆参考になる話で、お金のことは一生の付き合いと考えられるようになりました。

☆老い先の準備の必要があると強く感じました。覚悟をもって毎日を楽しく生きる。何より元気に今を生きることが大切!

 

(M&H記)


大庭最寄

11月28日(火)10:00~11:30 湘南大庭市民図書館会議室

 

【プログラム】

・我が家に入ってくるお金と出ていくお金知っていますか?

・何をどれだけ食べたらいいでしょう!

・10か月家計簿をつけてみて

・フリートーク

 

 大庭最寄の家計とくらしの勉強会を行いました。入場者は8名でした。今年のテーマは、「限られた収入の中でも 豊かな生活を 家計簿をつけて 暮らしの見える化しませんか」です。

プログラムの内容は3つで、初めに「我が家に入ってくるお金と出ていくお金知っていますか」。手引き資料の説明をしながら、給料明細を見ないと分からない支出があること、日ごろの買い物もほとんどクレジットカード支払いなど、実際の家計を書き出して、キャッシュレス化で見えないお金の流れが増えていますと説明し、家計の見える化に家計簿を役立てましょうと話しました。

2番目には、Hさんがご主人とのお二人の生活のなかで食費について工夫されていることを話しながら、副食費の予算を立てる説明をしました。展示には、75歳以上の分量で一日の目安量を展示。その後にお客様の計算の時間をとりました。お客様からは、家計簿から生活に必要な栄養にかかる「お金」を具体的に分解して計算していくプロセスが面白い、との感想がありました。

最後は、10か月家計簿をつけてみて、会員6名の決算の数字から分かること、何を大切にされているか、一人ひとりが家計簿をつけているからわかること、来年の予算立てで気を付けたいこと等を話しました。

 毎年お誘いし来てくださる方もが多く、また、会場は図書館ですが、平日の午前に図書館に若い世代が少ないことも実感しました。お客様の中に日本で生活している外国人の支援をしている方があり、家計簿の考え方を伝えたいと参加してくださいました。私の固定観念をかえる機会でもありました。

 ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。(C記)


松が岡・鵠沼海岸最寄合同

10月30日(月)10:00~11:30 鵠沼公民館

 

【プログラム】

・予算のある家計簿をつけて良かったこと

・何をどれだけ食べたら良いでしょう 我が家のおかず代を計算してみましょう

・予算の立て方、収入と支出の考え方

・kakei+について

・光熱費値上げ!生活を見直して出来ること

 

 予算のある家計簿の良さを多くの人に伝えたい、知ってほしいということをテーマに実施しました。お客様は7名、会員3名でした。

 まずTさんが予算のある家計簿の良さを、自身の楽しい実例を盛り込んで話したあと、次のおかず代の計算では、画像で1日の目安の量を見ていただき、ゆっくり時間を取っておかず代を計算していただきました。また、予算の考え方や資料についてわかりやすく説明し、リハーサルには入れていなかったkakei+の説明もしました。光熱費についての話も、グラフや実際の数字を示しながら会員の工夫を具体的にお話して、わかりやすくお伝え出来ました。

 感想より、みなさん家計簿に興味を持ち、つけていないけどつけてみたいと思ってくださったこと、おかず代について取り過ぎていた、肉が多くて野菜が少ないという改善点をみつけられた、食費が多いと夫に指摘されていたが適正な量だったことがわかった、などそれぞれの気付きがあったことがわかりました。

 kakei+に早速興味を持ってくださった方もいて、帰ってやってみると言ってくださいました。引き続きフォローしていきたい、どのようにするか考えていきたいと思いました。(K記)


石上最寄

11月21日(火)10:00~11:30 鵠沼藤が谷市民の家

 

【プログラム】

・大豆を食べましょう

  ~動物性たんぱく質に偏っていませんか?~

・家計簿から見えてきたこと

  ~9カ月のまとめから/電気代・ガス代を比べてみて~

・フリートーク

 

 「最寄で勉強してきたことをお伝えしましょう」と決めて準備してきました。

 足かけ3年目になる大豆のこと、毎月ていねいに見合っている食費・光熱費調べからの内容です。最寄の皆が一緒に勉強してきていることです。共有、共通の意識があります。お客様にわかりやすい表現の仕方に気を配りました。自分達の言葉でお話できたと思います。多少のミスはさりげなくカバーしあうことができました。急ピッチでの準備になりましたが、展示も「わかりやすい」に注意しました。「1週間に摂りたい大豆の量」はうまくいったと思います。

 お客様は4名、会員が1名でした。ホームページから申し込んでくださったお客様がkakei+にさっそく登録なさったとのこと。Hさんがていねいに自分のスマホの画面を見せながらお話ししていました。

 今までと違った勉強の表し方、私達にとっても新鮮でした。誰か一人の生活、数字を出さなくても内容は作れる。背景に皆が家計簿をつけているからできるということに改めて気づいた家計とくらしの勉強会となりました。(S記)


東海岸最寄

11月21日(火)10:00~11:30 茅ヶ崎海岸地区コミュニティセンター

 

【プログラム】

・毎日の食事をバランス良く

  ~わが家のおかず代を出してみましょう

  家計簿/食事の大切さ/朝・昼・夜の献立 など

 

秋晴れのなか、お客さまをお迎えして、和やかにあたたかな会で終えることが出来ました。

恵みの時でした。みなさんに感謝申し上げます。(I記)


六会最寄

11月2日(木)10:30~12:00 六会公民館

11月7日(火)10:30~12:00 六会公民館

 

【プログラム】

・見える化シートを記入してみよう

・育ち盛りの子ども達 何をどれだけ食べたら良いの?!

・食費の予算と家計簿  kakei+の紹介

・私の家計簿体験談

 

【内容】

最初に家計簿記帳の経験を交えながら、家計全体のとらえ方を説明。予算立てのイメージを持ってもらうために「わが家の家計見える化シート」の記入の仕方を説明し、各自わかるところは記入してみました。

続いて幼児から中学生の3人の子育て中の会員が目安の量を説明し、食事調べをして分かったことや工夫した様子を写真付でお話ししました。

その流れから食費は必要な量を食べるための予算を取ることが大切との話から副食物費の予算立てを説明し、手軽に記帳できるkakei+について実際の画面や入力の仕方をお伝えしました。

最後は長年家計簿をつけ続けてきた会員の体験をお話ししました。

 

【お客様の声】

食事作りが家族の健康のために大切で、今まで食費は節約のために削ろうとしていたが違うのだと気付いた

共働きで節約しているから大丈夫だと思っていたが何も分かっていないことに気付いた

予算を考えるのは未来の楽しみに繋がるのだとわかって希望が持てた

 

【勉強会のお知らせ】

気付いたときが一歩踏み出すチャンス!!そこでフォローアップ勉強会を開催します

11月28日(火)

12月8日(金) 

(両日とも@六会公民館 10:00~12:00)

副食物費の予算立てや見える化シートをもとにkakei+の登録のお手伝いもさせていただきます。

参加費は無料、途中参加や途中退出もOKです。ご参加お待ちしています。(T記)


中海岸・寒川茅ヶ崎北合同最寄

11月14日(火) 茅ヶ崎地区コミュニティーセンター 10:00~11:30

11月17日(金) 高砂コミュニティーセンター  10:00~11:30

 

【プログラム】

・体を作る食事を大切に

・光熱費の工夫

・家計簿をつけてスッキリ

・フリートーク

 

「体を作る食事を大切に」では、食事は体を作るだけでなく心も育てるということを大切にしている、会員2人の日ごろの食事作りの様子をお伝えしました。お子さんたち2人とも料理をする会員の家庭では、家族皆が今までより取り出しやすい冷蔵庫を目指して家族で冷蔵庫の中の物のラベリングをし、する前とした後の冷蔵庫の中の違いを映し出しました。また、もう1人の会員は家族それぞれが忙しく、皆で夕食を食べるのは難しくなってきたので、忙しい中でも栄養あるお弁当作りに励んでいて、お弁当の感想を聞きあうのが親子の楽しい会話となっている様子を話しました。

 

次の「光熱費の工夫」では、環境にやさしく無駄に電気ガスを使わないようにするために会員たちが行っていることを紹介しました。

「家計簿をつけてスッキリ」では、家計簿をつけてスッキリした会員の生の声を伝えました。また毎年副食物費だけ予算の立て方をご紹介していますが、今回は主食費、調味料費の予算の立て方もお伝えしました。

 

両日ともお客様は熱心に話を聞いてくださり、体と環境にやさしい暮らしを心掛けるきっかけをいただいたという感想がありました。お客様だけでなく、私たちもとても良い勉強になりました。

フォローアップの会は茅ヶ崎地区コミュニティーセンターで28日(火)を予定しています。家計の話ができたらと思っています。(K記)