家事家計講習会

毎年11月に家計・衣食住・子どものことなど会員の勉強から身近な問題を取り上げて講習会を開いています

ご一緒に暮らしのことを考えてみましょう

 

 

 


藤沢友の家

2019年11月16日(土)10:00〜12:00

来場者数 23名

託児 7名

 「体験!家計簿をつけてみよう かぞくで考える我が家のくらし」というキャッチコピーで、体験重視の家事家計講習会を行いました。家計のことを家族で考えて欲しいという願いから、夫婦や親子で参加しやすいペアチケットを用意し、2組が親子で参加されました。ご夫婦での参加はありませんでした。来年はぜひ男性にも参加してほしいです。当日のプログラムの順番に様子をご報告します。

 

1. おかず代はいくら?〜テーブルワーク
 まず初めは、友の会で特に大切に考えている食事の話です。お客様全員が、家族全員分の1日の食品必要量と予算を計算しました。 計算が終わったら、お客様の座っている各テーブルに青菜、乳製品、芋、果物が登場です。我が家に1日に必要な青菜の量は?牛乳の量は?と、実際に手にとって秤で量ってみました。こんなにたくさん食べてない!うちはもっと食べている…とお客様の反応も様々です。必要量を体で覚えて、毎日の調理や買い物の時の目安になるといいですね。

2. 収入・支出の考え方
 次に、Uさんが20年前(!)の給与明細を見せながら、我が家の収入と支出をしっかり把握するところから始めましょう、と家計簿の基本をお話ししました。予算を立てて、我が家の暮らしを自分で組み立てていくのが家計簿です。子育て真っ只中の頃に、丁寧に予算を立てて暮らしていたUさん自身の経験談を交えながら、予算のある暮らしの大切さをわかりやすく伝えました。

 

3. ライフプランを立ててみました
会員5人が立てたライフプランを紹介しながら、ライフプランはそれぞれの家庭で全然違うこと、自分や家族の希望を叶えるためのプランだということを伝えました。「我が家のライフプラン」を立てることで、将来の見通しが立ち、具体的な貯蓄目標もでき、モヤモヤした不安がなくなります。

 

4. 初めて家計簿をつけて
家計簿初心者、分からないことだらけのMさんがこの1年間家計簿と奮闘した様子をお話ししました。手探りながらも、家計簿をつけていろんなことが見えてきたこと、これからこんな風に生活したいと来年の予算を立てたこと、家計簿をつけ続ける工夫など、Mさんのありのままのお話を聞いて、「私もつけてみよう」と勇気が湧いたお客様もいらしたのではないでしょうか。

5. テーブルワーク(レシートから家計簿へ、フリートーク)
 最後はテーブルワークで、見本のレシートをもとに、実際に家計簿をつけてみる作業をしました。実際につけてみたことで、家計簿をつけるというのがどんな作業なのか少しわかっていただけたかなと思います。

 普段、お金や家計簿の話なんてできる場はなかなかないと思います。ましてや初対面の人と我が家のお金事情の話なんて、普通できません。でも不思議と、この場では皆さんがお金の疑問や困っていることを、率直に話してくださいました。私たち会員は、お金のプロではないから解決できないこともありますが、プロではないからこそ、一緒に学んで考えていきましょうと言えるし、自分の家計簿もオープンにして腹を割って話せる雰囲気を作り出せているのかもしれません。
 お子様連れだったり、遠くは茅ヶ崎や大和から来てくださったり、貴重な土曜日のお時間をさいて藤沢友の家まで足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。家計簿をがんばって続けてくださいね!

(S記)

茅ヶ崎市民文化会館

2019年11月14日(木)10:00~12:00

来場者数 35名 係 21名 

託児 4名

 

<プログラム> 

・私らしく家計簿をつけて20年 

・毎日の食卓 何をどれだけ食べたらよいでしょう 

・我が家のおかず代を計算します 

・家事と家計のフリートーク 

 

広々とした明るい会場で始まりました。「私らしく家計簿をつけて20年」では、Hさんが子育て、仕事など忙しい中でも家計簿を楽しくつけてきた様子を伝えました。キャッシュレスでも家計簿の付け方は同じ、と具体的な例とともに紹介しました。お客様はスクリーンを見ながら、熱心に聞いていました。「予算を把握することから始めようと思った」「家計簿の大切さがわかりました」と感想がありました。

 

「何をどれだけ食べたらよいでしょう」では実物を見ながら、一日に取りたい食事量を説明しました。「目で見てわかりやすかった」「思ったより肉・魚を摂り過ぎている」など感想があり、色々な気づきがあったようです。

 

フリートークでは、おおまかな年代にわかれて、日頃、家計で感じていること、食のこと、ざっくばらんに話し、和やかな雰囲気でした。短い時間でしたが、話すことで、悩みや気づきを共有できたのはとても良い時間だったように思います。

 

展示では「子どものおやつ」「目ばかり体験」「プラスチックゴミ削減」など紹介しました。今回、同室託児とし、落ち着かなかったかな、と反省もありましたが、多くのお客様に来場頂き、感謝でした。

(D記)

藤沢市民会館 第2展示集会ホール

2019年11月15日(金)10:00~12:00

来場者数 33名

<プログラム>
★何をどれだけ食べればいいの?
★おかず代はいくら?
  一か月のおかず代を計算してみましょう
★家計
  家計簿のつけ方
  家計簿をつけて見えてきたこと
★フリートークで 家事・家計の不安解消!

 

家事家計講習会は、善行・藤が岡・石上・本鵠沼・松が岡の5合同最寄でしました。会員が実際に家計簿をつけてきた体験から、家計簿の出会い、予算のある家計簿のよい所、自分の生活が変わったことなどを聞き合うところから始めました。そして、
『すべての年代に向けて、予算のある家計簿のよさを伝え、収入内で予算を立てて暮らすことの安心感を伝えたい。』と願いを決め、どういう構成にしたらよいか、一方的に話を聞くだけでなく参加型の集まりにしたいなどの思いを込めて作り上げました。

食は若手のOさんの話。一日の取りたい食品の組み合わせの実物を見て頂きました。また、自分の具体的な生活の様子―――買い物の仕方や目ばかり手ばかりの仕方を紹介しました。初めて聞くこともあり、お客様には新鮮だったようです。その後、予算を立てることの第一歩として、食の目安の量(栄養面)から考えることができる食費予算(テーブルワーク)をお客様2人に1人くらいの会員がアドバイスしながら、自分の家の1か月のおかず代の計算をしました。


家計=家計簿と聞くと、節約、特に食費を削るという話を巷では聞きます。やみくもにお金を節約したり、また逆にお金を得ること、貯めたりすることに意識が行きますが、自分らしく暮らすにはどうすればいいか、お金がどれだけ必要か、予算のある家計簿で安心に過ごせることを年金生活であるTさんが体験談を話しました。Tさんの山あり谷あり崖っぷちありの不安いっぱいの生活が、友の会・予算のある家計簿の出会い、特に羽仁もと子のことば「人生の朝の中に」に励まされ、後押しされたこと。予算のある家計簿で人生を見つめ直し、人生を変えることができたことは若い世代だけでなく、どの世代にも通じるものと思いました。

 

辻堂西口YU-ZUルーム

2019年11月8日(金)10:00~12:00

来場者数 20名  係 14名
託児  5名

<プログラム>
・家族の生活リズムの大切さ
・何をどれだけ食べたらよいでしょう ~わが家のおかず代はいくら?~
・ライフプランと教育費のキャッシュフロー
・フリートーク

 

富士山がきれいに見える快晴の日。リーダーの挨拶の後、「家族の生活リズムの大切さ」では、4人の子どもたちの家事分担などの生活の様子をお伝えしました。小さいころからの習慣により、家族の生活リズムが自然に調子よく回っている様子をお客様は熱心に聞いていました。「わが家のおかず代はいくら?」では副食物費の予算を係がアドバイスしながらお客様に立てていただきました。日頃の食費が予算内に収まっていて安心された方や、「もっと食べなければいけないことがわかった」との感想もあり、よい発見ができたと思います。

お預かりしたお子さんたちは誰一人泣くことはなく、おもちゃで遊んだり、時にはお母さんのところに行ったりして自然体でした。11時には軽食として用意したシュティンゲルをおいしそうに食べていました。

「ライフプランと教育費のキャッシュフロー」では、教育費に2000万円かかり、そのうち高校までが700万円という大きな数字の話に、お客様は真剣そのもの静かに聞き入っていました。ライフプランを実際に書き込むところでは積極的に取り組まれ、フリートークの時間に食い込んでしまうほどでした。でも、話し合いもしっかりできて、教育費中心の話に盛り上がったり、食の目安の量の大切さが勉強になったことなど、それぞれポイントをつかんでくださったようでした。
最後に展示説明をし、家計簿の公開勉強会にもお誘いして、時間ギリギリまで展示を見ていただき充実した家計会となりました。(A記)