手作りおもちゃの会(2019年度)

 ≪手作りおもちゃの会の報告パート2≫

 827日、入れかわりつつも総勢10名が集まって、クマさんを仕上げました。藤沢友の会唯一の経験者Hさんが、記憶をたどりつつ、もう少しお尻の肉の綿はとったほうがいいわよ。耳はサイズ違いの2枚の布を縫い合わせるのよ・・・・と教えてくださり、作り替えたり、修正したりしていきました。かたく綿が入っているため、外布をかぶせるのに一苦労。思いっきり引っ張って外布をかぶせます。なんとも力仕事です。

最初は、真っ黒くてカラスみたいなどと言い合って、どうなることかと思ったクマちゃんも顔に耳が付き、口が整ってくると・・・まあかわいい・・・なんとも愛らしい、すごいすごいと歓声があがりました。

 

予定よりずいぶんふっくらダイナミックなクマちゃんが出来上がりました。まるで、親子みたいね~と話はつきません。

少しだけ時間内に仕上がらなかったグレーのくまちゃんですが、何とかほぼ形になって終了しました。その後、底の部分などを家に持ち帰って、縫ってくださる方、目に使うボタンを探してくださる方、首輪用のベルトを探してくださる方など、その後も力を注いでくださって、ようやく、手作り乗って遊べるクマさんの復活です!

創作工芸展にむけて、時間をかけ、作り上げたそのエネルギーはいかばかりだったか・・・すでに天国に召された先輩方の力を30年近くたって肌で感じる時間でもありました。

ともに働くこと、ともに手を動かすことの喜びを味わうことのできた貴重な時間となりました。

 

              (A記)


≪手作りおもちゃの会の報告パート1≫

724日(水)に手作りおもちゃの会を行いました。お弁当の時間をはさみ、100014:00まで、大人20名、子ども2名が参加しました。2グループに分かれて、おもちゃ作りです。

一つのグループは「乗って遊べるクマさん」作りです。27年前に工芸グループの先輩方が作ってくださった「乗って遊べるクマさん」の復活を願って、新生クマさんを作り出しました。残っている土台に綿を詰めて、土台を古毛布で包んで…「これくらい綿を詰める?」「このクマさん、なんかちょっと太り過ぎよね~」と、綿を詰めるだけでも一苦労。試行錯誤の繰り返し。27年前の先輩がたの苦労をしのびつつ、知恵を出しあいながら、作っていきました。

外布を仮布で作ってみて、型紙を修正しながら、「ん~。ちょっと違うかも…」残っている1頭のクマさんが頼りとなり(唯一、会員が保存していたクマさん)、仮布の外布が完成すると、思わず拍手です。一人では決してできないことも、皆でやりだすと、気持ちも技術もパワーアップ。1日では出来上がらないので、827日に続きをすることにしました。

もう一つのグループは動物ボールを作りました。乳幼児の子どもたちが大好きなボールですが、子どもの手に合わせて、今まであるものよりもひと回り小さなボールを作りました。ライオン・とら・ぶた・トマト・くま・うさぎ・さいころ‥‥いろいろなバリーションの中から、自分の作りたいものを作りました。

ひとつひとつ、係がキットにして用意。

すぐに取り掛かれるように準備万端。同じキットでも、作り手の針目、目鼻の大きさや位置・色でそれぞれの個性が出てきてどれも愛くるしいものになりました。

午前中で1個出来た人は2個目にも挑戦です。手縫いのやわらかな風合い、作っているときの穏やかな空気がホールを包み込み、豊かな時間の流れを感じました。

やさしさとぬくもりと暖かさが伝わる手作りおもちゃに命が吹き込まれ、子どもの笑顔で包まれる時間が訪れることを願って、次回もみなで作りたいと思います。たくさんの方が参加し協力してくださったことに感謝でした。

 

               (A記)